はじめに~オンラインゲームに支配される人

過去にもいろいろと文章を書いてみたものの、今回はオンラインゲームに関する文字だけブログを書こうと思う。

 

オンラインゲームも楽しみ方は人それぞれ。しかしながら、時として疑似社会への逃避先となったり、中毒になったり、ストレスを過剰に感じるのにやめられないなどと、本来楽しいはずのものがマイナス方向に働く事が往々にしてある。(今更な話でもあるが)色々と思う事はあるものの、今回はオンラインゲームに支配される人について書いてみたいと思う。

 

実例として、私の会社の同僚などは、表向きは病気で長期療養しながらも、飄々とゲームにだけは参加するという人がいる。端から見ると、なんとバカな人なんだろうと思うものの、ゲームに支配されたが最後、実生活に支障をきたした結果である。(ほかにもいろいろ要因はあるみたいだが、要因の1つである事は間違いないと思う)

実生活に支障をきたすのであれば、辞めればいいのに辞められない。実生活とゲームの間で、なんともばかばかしい悩みを抱えて、悩んでは実生活に戻ろうとして、ゲームから抜け出せないというスパイラルに陥る。事象としては、ギャンブル中毒と同じこと。晴れてダメ人間の仲間入りである。

もっとも、ゲーム内で知らない人は居ない位の地位を得られれば、それはそれで攻略サイトやブログなどでアフィリエイト収入によって、その日暮らし位の生活は出来るようになるかもしれない。だが、それはあくまで一握りどころか一つまみにも満たない人達の事で、普通にやっていれば到底到達出来ない地位である。また、少なくとも、自分の人生を全うできるだけの生活が得られない可能性の方が極めて高い。

だから、大半のゲーマーはそういう恐れ多い事は考えていないはずで、純粋にゲームを楽しんでいる(はずで、そう願いたい)。

 

では、なぜ、そこまでオンラインゲームにのめりこむのかを考えると、「他人」の存在が多分に影響していると思う。

 

単純に他人に負けたくないとか、認められたいとか、愛されたいとか、普通に人間が持つ欲求が、ゲームに向きすぎたため、周りが見えなくなる、というのが真因ではないかと考える。(そこが楽しいところでもあるのだが)

それが満たされないから、不満やストレスを抱える結果になる。また、無駄な「負けん気」が働いて、他人に追いつこうとする。そのために実生活を犠牲にする。実生活を犠牲にしてまで得た結果を他人に求める。時には認められ満足感を得て、時には認められず、不満やストレスを増加させる事になる。

 

結局、オンラインゲームは何を使って人を支配するかというと、手軽に欲求を満たしてくれる手段を持っているという事だと思う。全能感とでもいうか。また、実生活に比べて、不満やストレスも解消しやすく、反面不満やストレスを得やすいという点でもあると思う。

 

雑な言い方をすると、人生の縮図であって、それでいて得られるものはほぼ皆無の縮図の社会と言えるかもしれない。

 

だから支配されないためには、実生活以上に周りを気にしない鈍感さであったり、あくまで娯楽の範囲を超えないという意識を常に忘れない必要があると思う。

意識的にできないのであれば、愚策ではあるが、実生活を充実させて、ゲーム内の他人を見下す位の楽しみ方を持てれば早々、支配される事は無いと思う。(方法として実際にやるならば最悪の性格だと思う。そもそもゲームの必要性があるのか・・・)

支配されるのではなく、思い入れも程々に、趣味お遊びとして利用する、という程度の気構えを忘れない事が大切なのだろう。(とても当たり前の事なのだが)

 

(思いつくさまに書いているのでなかなかうまくまとめられませんでした。次からはもっとピンポイントで話題を考えたいと思います。ちなみに私も程々にはオンラインゲームで遊んでいたりします(笑))